健康診断で気になる結果が出たらチェック!あなたは生活習慣病予備軍ではありませんか?

      2017/05/31

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みなさん、健康診断は毎年受けていますか?

A判定だったから問題なしと安心したり、C判定だったから、ちょっと健康に気をつけなくちゃ、と考えたり。

結果を踏まえて、元気に生きることができたらいいですよね。

ここでは、健康診断の結果をみながら、生活習慣病の予備軍ではないかどうか、ご自分で確認してみませんか?

 

 

生活習慣病とは

テレビや雑誌で「生活習慣病」ということばはよく耳にする言葉だと思います。

昔は歳をとるとともに起こると考えられており、「成人病」と呼ばれていました。

でも、最近では子どもでも生活習慣病になる場合があるようです。

生活習慣病とは、日々の(良くない)生活習慣の積み重ねによって引き起こされる様々な病気の総称です。

私はここで「良くない」にかっこをつけました。

なぜ「良くない」にかっこをつけたのでしょうか?

それは、毎日の当たり前になってしまっているため、自分で「良くない」とは思っていないことが多いのです。

 

悪い影響をおよぼす生活習慣の例

一生懸命仕事をして、忙しすぎて食事をちゃんととる余裕がなければ、コンビニやお菓子ですませてしまったり、ストレスをたばこやお酒で発散したり、残業続きで毎日寝不足…なんて働き盛りのサラリーマンにとっては「日常」なことなのかもしれません。(極端な例です。個人差もあります)

当たり前のこと過ぎて、良くないことという意識が薄かったり、良くないこととわかっているけれども、なかなかやめられなかったりするのが多いのではないかと思います。

健康診断は今の生活習慣が「良くない」ということに気付き、自分で習慣を変えていくきっかけになると思います。

 

生活習慣病の予備軍とは

体に良くない生活習慣を続けることによって、体に変化がみられます。この時には自覚症状はありませんが、健康診断の血液検査などで数値として現れることがあります。その指標となるのが高血圧脂質異常高血糖肥満の4つです

 

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高血圧とは

心臓からポンプ作用によって血液が押し出されて、血管を通じて血液が全身に回ります。

この時に、血液がどのくらいの力で血管壁を押しているのかを数値化したものが「血圧」になります。

収縮期血圧140mmhg以上、拡張期血圧90mmhg以上で高血圧と診断されます。

血圧が高くても自覚症状が出ることはほとんどありませんが、その状態が長年続くと、血管の内壁に大きな負担がかかります。

そのうち血管が破れて出血することもあります。

それが脳の中で起これば脳出血を引き起こします。

脳出血についてはこちらの記事を合わせてお読みください。

▶関連記事 親が脳出血、もしかして自分も?脳出血は遺伝するのか?脳出血の原因を知り予防しよう

 

 

脂質異常とは

コレステロール値の異常のことで、高脂血症とも呼ばれていましたが、コレステロールは高すぎても、低すぎてもよくないため、現在は脂質異常と呼ばれているようです。

またよく誤解をされるのですが、コレステロールは善玉コレステロール(HDLコレステロール)と悪玉コレステロール(LDLコレステロール)がありますが、それぞれに役割があり、善悪があるわけではありません。

LDL(悪玉)コレステロール

LDLコレステロールは血管を通ってコレステロールを全身に運ぶ役割をします。

LDLコレステロールが増えすぎてしまうと血管に大量のコレステロールが貯まってしまいます。

LDLコレステロールが140㎎/dl以上の場合、高LDLコレステロール血症と診断されます。

HDL(善玉)コレステロール

HDLコレステロールは血管に残っているコレステロールを集めて肝臓に運ぶ、いわばお掃除役です。

なので、HDLコレステロールが少なすぎると、血管に余分なコレステロールが残ったままになってしまいます。

HDLコレステロールが40㎎/dl未満の場合、低HDLコレステロール血症と診断されます。

 

高血糖

血液に含まれているブドウ糖の濃度が高い状態高血糖といいます。

ブドウ糖は細胞のエネルギー源のため、体にとっては必要なものですがブドウ糖の量が多すぎると、血管壁を傷つけてしまいます。

血管壁も筋肉のため、一度傷つくと次は強く、厚く修復されます。

血管壁が厚くなるということはそれだけ血管が細くなってしまい、詰まりやすくなってしまいます。

これが動脈硬化です。

全身のあちこちで血管が詰まってしまい、小さな血管で詰まると、目の網膜症や腎不全、手足の神経障害が起こりやすくなりますし、大きな血管が詰まると、脳卒中や心筋梗塞を引き起こします。

健康診断の前日の夜から食事をせず、空腹時血糖を測定することが多いと思います。

空腹時の血糖が、110㎎/dlよりも高い場合高血糖と診断されます。

また食後に血糖値を計った場合(食後2時間後)は140㎎/dlよりも高い場合高血糖と診断されます。

さらに、食後2時間後に200㎎/dl以上の場合糖尿病の可能性が高いと判断されます。

 

ここで注意して頂きたいのが、空腹時の血糖値が正常範囲内だったとしても、食後の血糖値が高く、また下がりにくい「食後高血糖」という症状の可能性もあります。

健康診断の項目に、ヘモグロビンA1Cはありませんか?

これは血中で赤血球がブドウ糖と結びついた量を示す値です。

ヘモグロビンA1Cが5.8%以上だと要注意6.5%を超える糖尿病の可能性が高いと判断されます。

 

 

肥満

肥満とは太っている状態のことを言います。具体的には体脂肪量で判断されます。

今は体重計で体脂肪も図ることができるようなものもありますが、身長と体重から計算して出すBMI(Body mass index)という指標があります。

 

BMI = 体重(㎏)÷ (身長(m)×身長(m))

 

このBMIの値が25以上になると肥満と診断されます。

25以上になると、高血圧、糖尿病、脂質異常などのリスクが2倍に高まると言われています。

 

まずは生活習慣の見直しを

私はいつも脳卒中後の患者さんのリハビリを行っています。

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)は重い後遺症が残ってしまったり、最悪の場合には死に至る恐ろしい病気です。

後遺症が残れば、これまでどおり仕事もできなくなれば、好きなこともできなくなり、生活が一変します。

日常生活で介護が必要となれば、家族にも負担がかかります。

脳卒中になり、嘆き悲しむ患者さんの姿をたくさん見てきました。

 

脳卒中は突然起こるのですが、私たちの気づかない間に、実は体の中では少しずつ病気の素が作られています

病気の素が蓄積していく間は、症状が出ないので私たちは気づくことができませんが、皆さんが受けられる健康診断の結果から、今の自分の状態を知ることは可能です。

皆さんの健康診断の結果はいかがでしたか?

高血圧、脂質異常、高血糖、肥満は日頃の生活習慣から蓄積された結果としてなるものです。

どれか一つでも異常値に引っかかるようであれば、それは生活習慣を見直すタイミングであり、まだ今のうちに見直すことで、悪化を防ぐことができるのです

 

できれば、脳卒中は防ぎたいもの。

健康診断の結果と照らし合わせて、自分の今の状態を確認してみませんか?

 

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