摂食・嚥下(せっしょく・えんげ)の5段階を知ると嚥下障害が分かる

      2017/08/30

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飲み込むことが難しくなる嚥下障害について知るためには、人間がどのようなメカニズムで飲みこんでいるのかを知る必要があります。

普段、何も意識せずに食べたり、飲んだりしているとき、体の中ではとても繊細で複雑な動きがいくつも重なって食べ物を胃まで送り込んでいます。

複雑な嚥下運動ですが、少しずつそのメカニズムを紐解いてみましょう。

 

摂食・嚥下(せっしょく・えんげ)とは?

喉の真ん中にある喉仏(のどぼとけ)を触ってみてください。

触りましたか?

それを触りながら唾をゴックンと飲み込んでみてください。

喉仏がくっと上前方に上がるのが分かるでしょうか?

 

食べ物や飲み物を外から口の中に取り込んで、喉を通り、食道を通って胃へ送り込む一連の動作のことを専門用語で 摂食・嚥下(せっしょくえんげ)と言います。

この摂食・嚥下を次の5段階に分けて考えることができます。

 

摂食・嚥下の5段階

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摂食・嚥下の5段階とは、

  1.  まずは食べ物を認識する 先行期
  2.  パクパク、もぐもぐ 準備期
  3.  まとめて、送り込む 口腔期
  4.  ゴックンと飲み込む 咽頭期
  5.  胃まで運ぶ 食道期

 

嚥下障害とはこの摂食・嚥下の5段階のメカニズムのどこかで不都合が起こっている状態のことを言います。

段階ごとに問題点を見つけ、それに対応した訓練をすることが摂食嚥下のリハビリとなります。

 

何も考えずに自動的にできる

健康な人の場合、食べるときに口や、舌やのどの動きを意識して食べている人はいません。

しかもおしゃべりしながら、テレビをみながら、など何かをしながら食べたり飲んだりすることもできます。

私たちは普段、食べること、飲むことは何も考えずに自動的にできるごく普通のことです。

しかし、この5段階のうちの一か所でも障害されると、食べることがとても大変になります。

いままで何も考えずに当たり前にできていたから、かえって、障害されてしまうとどこをどうしたらよいのか、分からなくなってしまうのです。

それがどれだけ苦痛なことか。

今嚥下障害をお持ちの家族を介護している方、もしくは看護師さんや介護士さんなどで食事介助をされる方は、そんな患者さん本人の気持ちを思いやってください。

解決の道はまずそこからです。

 

 

 

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 - 摂食・嚥下の基礎