クモ膜下出血とは? 原因は脳動脈瘤の破裂 予防には生活習慣の見直しも

      2017/08/30

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クモ膜下出血という名前は聞いたことがあるでしょうか?

歌手・俳優・文筆家の星野源さんや、globeのKEIKOさんなど、芸能人や著名人で過去にクモ膜下出血に見舞われた方もあり、耳にすることのある病名ではありますが、どのような病気かまで知っている人は少ないかもしれません。

クモ膜下出血を発症された方の1/3は何らかの重い後遺症が残り、1/3は命を落とす可能性がある、脳の病気の中でも特に恐ろしい病気です。

脳の血管にできる脳動脈瘤の破裂が原因で起こることが多いのですが、なぜ脳動脈瘤ができるのか、脳動脈瘤が破裂するのを予防する方法はないのかまとめてみます。

 

クモ膜下出血とは

脳は外側から、外膜、クモ膜、軟膜という3枚の膜で覆われています。

クモ膜と軟膜の間には脳脊髄液という体液で満たされています。

このクモ膜と軟膜で起こる出血のことをクモ膜下出血といいます。

一度出血すると、脳脊髄液に血液が混じり、一気に脳全体に血液が回ってしまいます。

出血する量と出血した場所によって致命的になることもしばしばあります。

 

クモ膜下出血の80%は脳動脈瘤の破裂が原因

クモ膜下出血の原因としては、血管の一部が風船のように膨らみコブとなる脳動脈瘤の破裂によるものが80%を占めます。

その他、先天的な血管の異常である脳動静脈奇形や脳腫瘍による出血、また事故などで頭を強く打った場合にもクモ膜下出血が起こる場合があります。

 

なぜ脳動脈瘤ができるのか

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脳動脈瘤は脳の表面を走る太い動脈が枝分かれするところにできます。

血管が枝分かれする部分は、血管の膜が弱く、その構造上弱いところに加齢に伴って、血流の強さで徐々に風船のように膨らみ、コブとなるのです。

位置やコブの大きさによって、ものが二重に見えたり、頭痛があったりと症状が出ることがありますが、症状が出ない場合が多いです。

人口の1~2%の方が脳動脈瘤を持っているというデータもあり、知らず知らずのうちに脳動脈瘤ができていたということも少なくありません。

 

クモ膜下出血を予防するために

ほとんどの場合脳動脈瘤があっても無症状であることが多いのですが、最近では脳ドックなどの検査で発見されることも多いようです。

まだ破裂していない脳動脈瘤に対処することによって、その後のクモ膜下出血の発症を予防することはできます。

脳動脈瘤の位置や大きさによって手術の適応や術式が検討されます。

代表的な手術には脳動脈瘤の根元をクリップで挟むクリッピング術や、脳動脈瘤の中をコイルでふさぐ、コイル塞栓術などがあります。

もちろん手術となると合併症の危険も伴います。

専門医のからきちんと説明を受け、納得のいく治療を選択する必要があります。

 

生活習慣から見直す

脳動脈瘤は血流によって血管壁が風船のように膨らむことでできます。

高血圧であれば、血管に強い圧力がかかることになるので、脳動脈瘤ができやすく、さらに破裂しやすくなります。

たとえ手術をしたとしても、血圧のコントロールは必須です。

また喫煙者もリスクは高まります。

タバコのなかに含まれるニコチンが体内に取り込まれると血管は収縮します。

血管が収縮すると、血液が流れにくくなるため体は血圧をあげようとします。

また血管が収縮することで、酸素や栄養が全身に行き渡りにくくなります。

またタバコを吸うことで、LDLコレステロールがを増やしてしまうため、高血圧に加えさらに動脈硬化をすすめてしまいます。

タバコを吸う人は、吸わない人に比べてクモ膜下出血の発症のリスクが約3倍あるそうですが、禁煙することで、その発症のリスクを下げることが可能というデータが出ています。

LDLコレステロールの値についてはこちらの記事も合わせてお読みください。

▶関連記事 健康診断で気になる結果が出たらチェック!あなたは生活習慣病予備軍ではありませんか?

 

まとめ

クモ膜下出血の原因は、脳動脈瘤の破裂によるものが多数を占めます。

破裂する前の脳動脈瘤に対処することによって、クモ膜下出血の発症を防ぐことができますが、それと同時に血圧のコントロールや禁煙など日頃の生活習慣も見直す必要があります。

 

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