もしかして脳卒中?どんな症状がでたら救急車?早期治療が後遺症を軽くする

      2017/08/30

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脳卒中の「卒中」は「突然倒れる」という意味があるそうですが、発症直後に本当にバタンと倒れてしまう場合というのはほんの一部です。

例えば、くも膜下出血の場合、突然「今まで経験したことのない頭痛」で発症することが多く、救急車で搬送されることがほとんどです。

それに対して、脳出血や脳梗塞の場合は、じわじわと経過することもあり、脳卒中だということに気がつかず自分で車を運転して来院され、診察で脳梗塞とわかり即入院となる方もとても多いのです。

軽い出血や梗塞であればよいのですが、場合によっては運転中に出血や梗塞がすすんで、手足の麻痺が進行したり、視野が欠けてしまったり、意識を失ってしまうこともありとても危険です。

脳卒中が疑われる症状をいち早く確認できるのがACT FASTです。

ACT FASTでいち早く脳卒中に気づき、早目に治療を開始することによって後遺症が軽くなる可能性もあります。

 

脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血)についてはこちらの記事も合わせてお読みください。

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ACT FASTでテストする

米国脳卒中協会がACT FASTというキャンペーンを推奨しています。

直訳すると、「すばやく行動せよ」ですが、FASTは脳卒中が疑われるときにチェックすることの頭文字を合わせたもので、非常に覚えやすくなっています。

 

F(Face 顔) 笑顔は作れますか?

笑顔になった時に左右同程度口角が上がるかどうかを確認します。

片側の口角が下がったり、そこからよだれが出たりする症状も見られることがあります。

 

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A(Arm 腕)両腕をあげたままキープできますか?

両腕を床と水平になるまで挙げたまま、そのままキープできるかどうかを確認します。

片腕だけ、力が入らずたらんと下がってしまうと脳卒中による手の麻痺の前兆の可能性があります。

 

S(Speech 話し方)

いつもどおりしゃべることができるかどうか確認します。

言葉がうまく出てこなかったり、呂律が回っていない場合は言語障害の前兆の可能性があります。

 

T(Time 時刻)

このFace  Arm  Speechの3つのうち、一つでも当てはまる症状がある場はすぐに119番で救急車を呼びます。

その時に確認してもらうことは、T(Time 時刻)です。

症状に気が付いた時間を確認してください。

発症時刻からどのくらい経過しているかで、治療法が変わってきます。

発症時刻が分かるかどうかが治療方針を決定するのに非常に重要な情報になるからです。

 

まとめ~早期治療が後遺症を軽くする

自分、もしくは周囲の人がF、A、Sの症状にいち早く気づき、できるだけ早く治療を開始することによって、脳出血や脳梗塞の範囲を小さくできる可能性があります。

脳出血や脳梗塞の範囲が小さいということは、それだけ損傷される脳神経細胞も少なく後遺症も少なくなります。

はじめ症状が軽いと「救急車を呼ぶまでもない」「一晩様子をみよう」と思ってしまいがちです。

でもそうして来院が遅れ、後遺症が残ってしまった患者さんやそのご家族さんは、後になって「もっと早く病院に来ればよかった」と後悔されます。

このACT FASTはぜひとも皆さんに覚えておいて頂きたいことです。

 

 

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