
若年性アルツハイマーが徐々に進行していく様子を
圧倒的な演技力で表現する戸田恵梨香さんと、
それを時にコミカルに、
時に真剣に支えるムロツヨシさんの「大恋愛」に
毎回号泣する人もいたとか。
この記事ではドラマのストーリーに沿って、
若年性アルツハイマーについてまとめました。
ドラマをご覧になっていた方は、
ストーリーを振り返りながら、
若年性アルツハイマーについて
学んでいただくのも良し。
ドラマは見ていないけれど…という方にとっても、
若年性アルツハイマーについて
ぜひ知っておいて頂きたいことを
できるだけ分かりやすくまとめています。
もくじ
ドラマの紹介
ドラマ概要
http://www.tbs.co.jp/dairenai_tbs/
登場人物
ストーリー
北澤尚(戸田恵梨香)34歳。母・薫(草刈民代)が院長を務めるレディースクリニックの医師として、忙しく働きつつも、充実した日々を送っていた。
雷が落ちたような恋をしたことはないけれど、理想の条件にぴったり当てはまる年上の医師・井原侑市(松岡昌宏)とお見合いをして、婚約。プライベートも順風満帆だ。
しかし…。
結婚式まであと1カ月と迫ったある日。
尚は元小説家で引越しのアルバイトをする無愛想な男・間宮真司(ムロツヨシ)と運命的な出会いをする。
婚約中の医師と、引越し屋のアルバイト。一見、不釣合いな二人に見えた。
だが、真司こそが尚の追い求めていた人だった…
引用元: 公式ホームページ
若年性アルツハイマーについて
アルツハイマー病の初期症状について
アルツハイマー病でみられるもの忘れは、単なるもの忘れとは言い難い「普通じゃないもの忘れ」が特徴となります。
早期発見のために
そこで、認知症の検査をすることになります。その検査の中で先に覚えた3つの単語を思い出す問題があり、どうしてもあと一つが思い出せませんでした。
テレビをご覧になっていた方の中でも、もしかしたら思い出せなかったという方がいるかもしれません。
一度こちらの記事をご覧頂き、心当たりのある症状がないか確認してみることをオススメします。
まだアルツハイマー病に移行する前のMCIの段階で発見できれば、生活習慣を見直し、適切な対応をすることで認知症に移行することを防いだり、進行を遅らせることが可能です。
ドラマの中では尚には使うことができませんでしたが、早期であれば、認知症の治験を受けることができるかもしれません。
MCI(軽度認知障害とは?)
こちらの記事にはMCIについて詳しく書きました。
認知症に進行させないためには
生活習慣の見直し
社会的な役割を持つ
職種によっては、MCI、アルツハイマー病だと仕事を続けることは難しい場合があるかもしれません。
しかし、若年性アルツハイマーの方でも、職場や家族の理解があって仕事を続けている人もいます。
若年性アルツハイマーの場合は、働き盛りの年齢であることが多く、経済的なことを考えても、仕事は続けた方がよいと考えられています。
ドラマの中盤に尚は、アルツハイマー病に進行したと診断された段階で、真司との子どもを産むことを決心します。
産んだ子どものことを忘れてしまう。
責任もって育てることができない。
ドラマの中でも葛藤する様子が描かれていました。
そんな現実を受け入れた上での妊娠、出産、子育て。
仕事、子育て、共に責任が伴います。
アルツハイマー病という病気によって、それを責任もって行うことが難しくなります。
だからといって、何もかもできない、
というわけではありません。
周囲の理解や手助けによって
できることもあります。
認知症と診断されると、今まで当たり前に出来ていたことが徐々にできなくなり、自信を失っていきます。ですが、社会的な役割をできるだけ担うことで、認知症であっても世の中の役に立つ存在であるという自信を持ちつづけることができます。
また人から喜ばれたり、感謝されることで脳の活性化を促し、認知症を予防したり、進行を防ぐことにつながると考えられています。
こんなふうに認知症の方をありのままに理解し、その方らしく働ける場が増えるといいなと思います。
注文をまちがえる料理店
家族の支え・周囲の支え
幸せいっぱいの家族ではあるものの、時間は残酷なもので、尚のアルツハイマー病は徐々に進行していきます。
その人自身を信じてあげること。
まとめ