在宅介護で夏食欲が落ちてきたら脱水症に注意!見分け方と予防法も。

在宅で介護をしているみなさん、
本当に毎日おつかれさまです。

日頃介護をしていると、
日々のいろいろな変化に気が付くこともあると思います。

 

今日は、顔色がいいし元気そう。

今日は眠ってばかりだなぁ。

 

など。

 

食事の様子はいかがでしょうか?

特に夏、気温が高くなってくると
食欲がなくなる方もいらっしゃるかもしれません。
元気もなくなって、
夏バテかなぁなんて思うかもしれません。

もしかしたら、脱水症をおこしているかもしれません。

高齢者は脱水症になりやすいですし、
認知症などがあると、自分で気づくことが難しいこともあります。

この記事では、
在宅で誰でも脱水症かどうか確認できる方法を紹介するとともに、
日頃から脱水症を予防する方法もお伝えします。

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脱水症とは

人間の体は体重の60%が水分でできています。

その水分は、食事などで口から体内に入ってくる水分と、汗、尿などの排泄物などで体内から出ていく水分とでバランスをとっています。

夏になると、暑くて食事の量が減りやすくなります。

さらに、暑いためたくさん汗をかきます。

体内に入ってくる水分が減り、体内から出ていく水分が多くなるため、体の中の水分量が減ってしまいます。

これが脱水症です。

脱水症の症状

軽度(水分損失率1~5%程度)

のどの渇き、大量の汗、めまい、吐き気、食欲減退、全身脱力感など

中等度(水分損失率6~10%程度)

手足のふるえ、頭痛、発熱、脈拍・呼吸の上昇など

重度(水分損失率10%以上)

皮膚がしなびる、飲みこみ困難、目がくぼむ、排尿痛、けいれん、意識障害 
 → 生命の危機 死亡

参考:http://cp.glico.jp/

 

高齢者は脱水に気づきにくい

健康な人なら、のどの渇きを自覚して自分で水分をとることができますが、高齢者になると、のどの渇きを自覚しにくくなります。

認知症の方は特に、自分で自分の症状を訴えることが難しくなります。

在宅で介護をしている方は、夏の時期はとくに水分摂取量や尿の量などを確認して、脱水にならないように気を配る必要があります。

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嚥下障害の方は特に気をつけて~脱水症の負のループ

嚥下障害の方は飲み込みにくさを抱えているため、水分をとることを控えることも多く、脱水症になりやすいといえます。

脱水症になると、食欲が落ちてしまい、食べる量が減り元気がなくなってしまいます。

元気がなくなると、嚥下障害のある方はさらに飲みこみにくくなってしまいます。

そうすると、水分も飲みこみにくいため、さらに脱水症状が進んでしまいます。

ここで、無理に食事を食べさせようとしても、飲み込む力が落ちてしまっているため、誤嚥してしまう可能性が高くなります。

このような負のループにはまらないためにも脱水症にならないようにしなければなりません。

 

誤嚥の危険性についてはこちらの記事をお読みください

 

脱水症の見分け方

脱水症になっているかどうかは、病院などでは体重測定や血液検査などで調べることができますが、在宅で誰でも簡単に確かめられる方法がいくつかあります。

口の中が渇いていないか

口の中が乾燥していて、舌にしわが入っているような状態のときは体内の水分が足りていません。

脇の下に汗をかいていないか

大抵の場合、脇の下は汗をかいているものですが、乾いている場合は脱水症の可能性があります。

皮膚をつまんですぐ戻るか

腕などの皮膚を親指と人差し指で軽くつまみます。

つまんで少し持ち上げて離します。

脱水症でなければすぐに戻りますが、いつまでも皮膚の山が残るようであれば脱水症の可能性があります。

いつもと違うサイン

高齢者の場合、「いつもより元気がない」「ボーっとしている」というのが脱水症状の始まりのこともあります。

 

いつもとなんか様子が違うな、と感じたら、上の3つで脱水症になっていないか確認してみると、早期発見につながると思います。

 

脱水症が疑われた時は?

脱水症の見分け方で、脱水症が疑われる場合は、電解質(ナトリウム、カリウムなど)を含んだ「経口補水液」を飲むといいです。

経口補水液は体が水分を吸収しやすいように、糖質、電解質がバランスよく含まれています。

どこの家庭にでもある水と塩と砂糖で作ることができます。

今は市販でも販売されていますね。

例えば大塚製薬が出しているOS-1(オーエスワン)という商品です。
このような市販のものをストックしておくのもいいと思います。

 

飲む場合は一気に大量に飲むのではなく、時間をかけて少量ずつ飲むようにします。

嚥下障害のある方は、とろみ剤を使ってのみやすいとろみをつけて、同じように少しずつ飲みます。

大塚製薬のOS-1は、ゼリー飲料もあります。

それでも変わらず元気がなく、食欲が戻らないようであれば、早目に医療機関を受診しましょう。

 

脱水症を防ぐ方法

何といっても、日頃から水分をとるしかありません。

脱水症にならないようにするためにとる水分は、お茶でも水でもジュースでも構いません。

胃ろうや経鼻経管栄養を使用しているのであれば少し多めに水分を注入するのも脱水症予防に効果的です。

日頃の予防のために飲む水分は「経口補水液」である必要はありません。

逆に塩分過多になってしまうこともあるので注意が必要です。

心臓や腎臓に疾患があって、一日の水分摂取量が主治医から決められている方は、主治医とよく相談してから水分をとるようにしてください。

 

まとめ

  • 脱水症とは体の中の水分が少なくなってしまっている状態のことをいいます。
  • 高齢者、特に認知症のある方は、脱水症になってものどの渇きを訴えることが難しいので、介護者は気をつけなければなりません。
  • 嚥下障害のある方が脱水状態になると、元気がなくなり、さらに飲みこみにくくもなるので、ますます脱水状態を助長させてしまうことがあります。
  • 脱水症が疑われるようであれば、経口補水液を飲ませます。嚥下障害のある方はとろみをつけて飲ませましょう。それでも改善しない場合は医療機関を受診しましょう。

 

 

摂食・嚥下障害についてさらに知りたい方は、こちらの記事を合わせてご覧ください。

 

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