脱水症には経口補水液~スポーツドリンクとの違いと使い分け

      2017/08/30

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高齢者、特に嚥下障害のある方は夏、脱水症に注意しなければなりません。

詳しくはこちらの記事もお読みください

▶関連記事 高齢者嚥下障害の在宅介護で夏、食欲が落ちてきたら脱水症に注意!

その記事の中で、脱水症には経口補水液を飲むとよいとお伝えしました。

 

経口補水液?

普通のスポーツドリンクとはどう違うの??

代わりにスポーツドリンクを飲ませてはいけないの??? 

この記事ではこんな疑問にお答えしたいと思います。

 

脱水症は水だけではなくナトリウムも失っている

脱水症は体内に入ってくる水分と出ていく水分のバランスが取れなくなり、体内の水分が減ってしまった場合に起こります。

もっと詳しくいうと、水分だけではなく、特にナトリウムなどの電解質も失われていきます。

ナトリウムは食塩を構成するイオンの一つで、今や健康のためには減塩が声高く言われていますが、食塩などに含まれているナトリウムは人の体にとってはなくてはならないものです。

ナトリウムが不足してしまうと、血圧が下がりすぎてしまったり、筋肉のけいれんが起きたり、意識障害を起こすこともあります。

脱水症の場合は水だけではなく、ナトリウムも合わせて補う必要があるのです。

 

経口補水液とスポーツドリンクの違い

経口補水液

体から失われた水分、ナトリウム(電解質)、糖質を補うために、それらを体内に吸収されやすい割合で配合してつくられています。

飲むと、しょっぱく感じます。

スポーツドリンク

水分、電解質、糖質が含まれていますが、経口補水液とくらべて、糖質の割合が多くなっています。

ご存じの通り、飲むと甘く感じます。

どちらかというと、スポーツドリンクのほうがおいしく感じる方が多いと思います。

 

どう使い分ける?

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めまいやふらつき、口の渇きなど脱水症の軽度の症状がある場合には経口補水液を時間をかけてゆっくり飲みます。

自分で症状を自覚できない認知症の方、寝たきりの方は、こんな方法で脱水を見分けることができます

  • 口の中が乾いている
  • 脇の下に汗をかいていない
  • つまんだ皮膚が戻らない
  • いつもより、元気がない、ボーっとしている、食欲がない

詳しくはこちらの記事を合わせてお読みください

▶関連記事 脱水症の見分け方

このような脱水症の症状が疑われる場合には経口補水液を飲みます。

脱水症の症状があるときにはスポーツドリンクを飲ませてはいけません

スポーツドリンクを飲ませてしまうと、糖分が過剰に入りそれを補うためのナトリウムが不足してしまうため、さらに水分が必要(=のどが渇く)としてしまいます。

スポーツドリンクで逆に脱水症状を悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。

逆に、普段から脱水予防に水分をとる場合に、経口補水液を日常的に飲むのは避けたほうがよいようです。

特に高血圧や心疾患がある方の場合、塩分過剰になることがあります。

日常的に飲むのであればスポーツドリンクでも構いませんが、こちらは糖分が多く含まれているので、寝たきりの方や活動性の低い高齢者があまり頻繁に飲むのはお勧めしません。

スポーツドリンクはやはりスポーツなど、カラダを動かした後に飲むのが一番いいですね。

 

注意!

経口補水液で症状が良くならない場合や、頭痛、悪心、嘔吐などの中度の脱水症状、さらに意識障害などの症状がある場合は、経口補水液では対応しきれません。

速やかに医療機関に受診するようにしましょう。

 

まとめ

経口補水液は脱水の症状がある場合に飲みます。

スポーツドリンクでは症状の改善は期待できません。

これは高齢者の嚥下障害の方だけではなく、健康な方でも知っておくと、いざという時に役立つ知識です。

ぜひ、覚えておいてくださいね。

 

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 - 嚥下障害の食事, 脱水症