歯周病も認知症の引き金に。予防のためには『歯は磨いてはいけない』

      2017/10/28

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認知症になる原因として、さまざまなものがあげられていますが、歯周病もその一つということが分かっているそうです。

 

成人の8割以上がかかっているといわれる歯周病。それが認知症と深くかかわっている可能性も指摘されています。

これまでにも、アルツハイマー型認知症の患者の脳から歯周病菌が見つかるなど、その関連性が指摘されていました。17年5月、日本大学歯学部の落合邦康特任教授らの研究チームは、歯周病とアルツハイマー型認知症との関連性を示唆する、新たな動物実験結果を発表しました。

引用:「80歳で歯が20本以上」では足りない!? 認知症と歯の関係

 

 

 

まだ動物での実験で、実際の人間ではどうなのか、さらなる研究が期待されますが、歯を失ってしまうことになり兼ねない歯周病が認知症と大きな関連があるのは間違いないようです。

ここでは歯周病とその予防法についてお伝えしたいと思います。

 

歯周病とは

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口の中の病気として代表的なものに虫歯や歯周病があります。

ここでは歯周病について詳しくみていきます。

歯と歯肉の間に磨き残しなどがあると、そこに細菌が繁殖し歯肉に炎症を起こします。

腫れて赤くなり、歯みがきすると出血しやすい状態が炎症を起こしている状態、つまり歯周病の初期の状態と考えてよいと思います。

さらに進行すると歯と歯肉を支えている骨を溶かしてしまい、歯がぐらぐらとしてきます。

一度溶けた骨はもとに戻すことはできないので、歯は抜くしかありません。

 

歯周病の怖さ

歯を失う

歯周病は最終的には歯を失ってしまう可能性があります。

歯がなければ、食べ物をきちんと噛むことが出来ません。

噛むことで脳血流量が増えることが分かっているので、歯がないということだけでも脳にとってはとても不利なことになります。

さらに、かみ合わせもずれることで、体のバランスが崩れ、転びやすくなります。

高齢者の転倒、骨折は認知症の発症や、寝たきりにつながってしまうことも多いです。

病気の原因になる

歯周病の怖さは歯を失うことだけではありません。

歯肉の毛細血管から細菌が入ることにより、アルツハイマー病だけではなく、糖尿病や脂肪肝を引き起こしたり、妊娠中の場合は胎児へも病原菌が入り、最悪の場合死産、流産に至ることもあります。

糖尿病になれば、血管が動脈硬化を起こしやすくなりますので、さらには脳梗塞や心筋梗塞など命に関わる病気を引き起こす可能性もあります。

糖尿病になると歯周病にもなりやすいですし、歯周病が治りにくくなるので、ますます負の悪循環に陥ってしまいます。

 

 

歯周病を防ぐには

歯周病が認知症だけではなく、さまざまな病気を引き起こす引き金になります。

歯周病を防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか?

 

昨年講談社+α新書から『歯は磨いてはいけない』という衝撃的なタイトルの本が発売されました。

 

これはタイトルだけをみると誤解されるかもしれませんが、『決して歯をみがいてはいけない』ということではなく、『間違った方法、間違ったタイミング、間違ったもので歯を磨いてはいけない』という意味です。

ほとんどの人が、食後すぐに歯ブラシに歯磨き粉をたくさんつけてゴシゴシ磨いてうがいですすぐことが歯みがきだと思っているのではないかと思います。

しかしそれでは、歯と歯肉の間の汚れはほとんど取り切れません。

そして、天然の洗浄剤である唾液を歯みがきすることによって流してしまっています。

このようなやり方で『歯を磨いてはいけない』と、この本では警鐘を鳴らしているのです。

 

この本のなかで勧められてる方法は、食後すぐにデンタルフロスで歯と歯の間や、歯と歯肉の間に挟まった食べかすを取り除くという方法です。

そして、口の中で舌を使って歯の表面をぐるぐるなめまわす「舌回し」という運動をします。

こうすると、歯に洗浄作用のある唾液が回ることになります。

 

歯ブラシを使ったいわゆる歯みがきは、朝起きた直後と夜寝る前に、歯磨き粉は使わず、1本1本丁寧に、優しく磨きます。

 

毛先が開いてしまっているような歯ブラシはきれいに磨くことが出来ないので、1か月に1回は新しいものに交換するようにします。

 

このような歯のお手入れをすすめる理由については、森昭著『歯は磨いてはいけない』をご参照ください。

とても分かりやすく、丁寧に説明されており、自分も今日からデンタルフロスを使わなければ、という気になります。

将来、認知症だけではなく、寝たきりにならないための秘訣が書かれています。

 

まとめ

歯をきちんとお手入れすること、口の中を清潔にすることがいかに大切か、様々な観点からお伝えしました。

ご紹介した『歯は磨いてはいけない』という本は、口のリハビリを専門とする私でも、今までの歯みがきの常識を覆す内容で、衝撃を受けました。

歯のメンテナンスをきちんとすることで、健康的な老後を送りたいものです。

 

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