誤嚥性肺炎の基礎知識~予防法、リハビリテーションについて

誤嚥性肺炎という病気をご存知でしょうか?

肺炎は、がん、心疾患についで日本人の死亡原因の第3位になっています。

その肺炎で亡くなる方の97%は高齢者という統計もあります。

高齢者になると誰でもかかる可能性のある肺炎ですが、その中でも飲みこむ力が低下することによって起こる誤嚥性肺炎にターゲットを絞り、誤嚥性肺炎の基礎知識から、予防法、リハビリテーションについてまとめました。

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そもそも誤嚥とは?

誤嚥性肺炎の直接の原因は誤嚥です。

誤嚥とは食べ物や異物が食道ではなく、誤って気道に入り込んでしまうことを言います。

誤嚥のメカニズムや誤嚥を防ぐための方法についてはこちらの記事に詳しく書かれています

 

むせと誤嚥のちがい

人間の体には誤嚥から身を守るための防御機構があります。

食べ物や遺物が気道に入りそうになると、その防御機構が働いて、「むせ」が起こります。

むせのメカニズムやむせないための対策についてはこちらの記事に詳しく書かれています。

 

 

むせない誤嚥もあるの?

誤嚥を防ぐ防御機構が働かなくなってしまったり、眠っているときには、知らず知らずのうちに気道に唾液などが入ってしまっていることがあります。

これを「むせのない誤嚥」「不顕性誤嚥(ふけんせいごえん)」と言います。

実は、誤嚥性肺炎の原因は、食べているときの誤嚥もありますが、知らず知らずのうちにおこっている不顕性誤嚥の影響もかなり大きいのではないかと考えられています。

口から食べると誤嚥するからといって、他の栄養手段(胃ろうなど)にしても、不顕性誤嚥が起こっていれば、誤嚥性肺炎を起こす可能性があります。

 

こちらの記事に胃ろうのデメリットの一つとして詳しく書いてあります。

 

 

誤嚥性肺炎は繰り返す?

誤嚥性肺炎の直接の原因は誤嚥と書きましたが、根本的な原因は「嚥下能力の低下」です。

誤嚥性肺炎を予防するためには、この嚥下能力の改善が必要となりますが、高齢者の場合、また認知症がある場合、有効なリハビリを行うことが出来ず、摂食・嚥下能力の改善が難しいことが多いです。

また、誤嚥性肺炎を起こすと、状態が落ち着くまでは絶飲食になります。

つまり、食べる、飲みこむ機会がなくなってしまい、さらに摂食・嚥下能力が低下してしまいます。

そうすると、再び誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなってしまうのです。

 

繰り返す誤嚥のリスクや再発を防止するための方法についてはこちらの記事に書かれています。

 

 

誤嚥性肺炎になったら、口から食べられないのか?

誤嚥性肺炎になると、一時的に食事は止められ、口から一切食べられなくなりますが、肺炎の状態が落ち着き、摂食・嚥下の評価を実施して、口から食べられると判断されれば食事が再開されます。

こちらの記事にさらに詳しく書かれています。

 

 

言語聴覚士がどのように評価をしているのかについてはこちらの記事に詳しく書かれています。

 

 

誤嚥性肺炎を予防する

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まず、誤嚥性肺炎を予防するためにはこの2つの鉄則を守りましょう。

 

  • 常にベッドは10度ほど背上げをした状態にしておく
  • マウスケアの徹底

 

詳しくはこちらの記事の後半に書かれています。

 

 

高齢者の口の中はとても乾燥しやすく、不潔になりやすいです。

口の中の乾燥対策はこちらの記事に詳しく説明しています。

 

 

摂食・嚥下のリハビリテーション

誤嚥性肺炎の原因である誤嚥は、飲みこむ能力の低下によって起こります。

摂食・嚥下のリハビリテーションを行うことによって、飲みこむ力の改善を目指すことが大切です。

摂食・嚥下のリハビリテーションについてはこちらに詳しく書かれています。

 

この記事にも書かれていますが、摂食・嚥下のリハビリテーションは、実際に食べ物を使って行う直接訓練と食べ物を用いず行う間接訓練があります。

 

 

直接訓練

摂食・嚥下のリハビリテーションの直接訓練には食事も含まれます。

食べるときの姿勢の工夫によってもむせや、誤嚥を防ぐことにつながります。

詳しくはこちらの記事に書かれています

 

 

食事を介助する方法によっても、誤嚥を防ぐことができます。

 

 

特に高齢者の摂食・嚥下障害の場合は食事形態に工夫をすることによって、飲みこみやすくなることがあります。

食材別に食べやすくする工夫をお伝えしているのはこちらの記事です。

 

 

間接訓練

食べ物を食べるときに使う部位は、おしゃべりするときに使う部位と重なります。

脳卒中後に呂律が回らなくなるなど、上手くしゃべれなくなる障害を構音障害といいますが、摂食・嚥下障害と構音障害はしばしば合併して起こります。

構音障害のリハビリテーションで行う口の体操などは摂食・嚥下障害のリハビリテーションにも有効です。

構音障害のリハビリテーションについてはこちらの記事をご参照ください

 

 

のどの老化を防止する

最近では、40代からのどの老化がはじまっているのだそうです。

若いうちからのどをトレーニングすることは、将来歳をとってからの誤嚥性肺炎を防ぐことにつながります。

40代以降の方で飲みこみにくさを感じている方、必見の記事はこちらです。

 

 

記事の中に書かれた体操をすることもとても大切ですが、日常生活の中で、

  • よくしゃべる
  • よく笑う

ということも、飲みこむ力の改善につながります。

 

 

関連記事

摂食・嚥下障害についてはこちらの記事にまとめています。

 

 

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)についてはこちらの記事にまとめています。

 

 

生活習慣病についてはこちらの記事にまとめています。

 

 

認知症についてはこちらの記事にまとめています。

 

 

口から食べられなくなった場合の延命治療について書かれた記事をまとめました。

 

 

 

 
 
     
 

 

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