終活年賀状を受け取ったらどうする?認知症予防の観点から考える

お正月に実家に帰ったら、
父が不服そうに言いました。
 

中学のときの同級生から、
もう年賀状は最後にしますって。
こんなの送ってくるなよ。
 
仲が良かったのに。

 
 
いわゆる
終活年賀状
 
 
2019年はちょうど平成という時代が
幕を閉じるタイミング。
それに合わせて、
長年続けてきた年始の挨拶を
終わらせる方が多かったようです。
 
その一方で、
私の父のように、
友人からの終活年賀状を受け取って、
不快な思いをした方も
いるかもしません。
 
 
終活年賀状については、
賛否両論あると思いますが、
 
この記事では、
終活年賀状を送った人も、
終活年賀状をもらった人も、
 
双方が不快な思いをしないために、
どうしたらよいか考えていきます。
 
そしてそこに、言語聴覚士らしく、
認知症予防の視点も加えて
提案をしたいと思います。

 
この記事を読んで分かること
  • なぜ終活年賀状を送るのか?
  • 終活年賀状をもらったら次の年はどうする?
  • 年賀状のやり取りを認知症予防的に考えると?
  • 双方不快な思いをしないようにする提案
 
 
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終活年賀状とは?

来年から年賀状での年始のあいさつを
辞退する旨を伝えるもの
 

なぜ終活年賀状を送るのか?

 
朝日新聞デジタルの記事によると、
 
  • 高齢になり印刷や宛名書きなどの
    年賀状作成の負担が大きくなった
  • 付き合いを身近な範囲にとどめたい

参考:https://www.asahi.com/articles/ASLC74J6KLC7PTIL00G.html

というのが主な理由のようです。
 
 
 
 
文面は
 
「寄る年波には勝てず」
「手元がおぼつかなくなって」
 
などという理由ではあるにしろ、
一種の縁切り状でもあるため、
 
終活年賀状に対して
約7割の方が
「寂しさ」を感じているのも事実のようです。
 
 
また最近では、
年賀状ではなくメールやSNSで
年始のあいさつをする人も増えきており、
30代40代でも
終活年賀状を送った人が
少なからずいるようです。
 
 
まとめると
  • 高齢となり年賀状を作成することが
    負担に感じるようになったから。
  • 人づき合いの整理整頓
  • 年賀状からメール、SNSへの移行
 
このような理由で終活年賀状を送るようです。
 
年賀状を毎年楽しみにしていた人にとっては、
 
別にわざわざ、
年賀状をやめることを相手に伝えなくても…
 
と思う方もいるかもしれません。
 
 
ここで少しだけ、
終活年賀状を送る人の気持ちを察してみましょう。
 
ただでさえ忙しい年末に、
慌ただしく年賀状の準備をするのは
やっぱり大変

老眼が進み、
若い頃のように集中力もなくて、
年賀状を作成するのが
負担に感じるようになってきた
 
人生の終わりにさしかかり、
少しずつ人間関係を整理し、
身近な人達とのお付きあいに
集中したい
 
でも、これまで長い間
お付き合いをしてきたあの人に
突然年賀状を送らないのも失礼
 
申し訳ない気持ちもあるけれど、
無礼を詫び、
これまでのお礼を伝えたい
 
そんな気持ちで送ってきたのでは
ないでしょうか?
 
 
そんな相手の心苦しい気持ちを
思いやることで、
憤りは少しやわらぎませんか?
 
 

終活年賀状を受け取ったら、来年からどうする?

終活年賀状を受けとると、
正直、来年からどうするか、
悩みますよね。
 
 
喪中はがきの場合は、一般的に
こちらからの年始のあいさつも
控える習慣になっていると思います。
 
 
終活年賀状の場合は、
まだまだ歴史が浅いため、
世間的なルールは
あまり確立されていません。
 
 
つまり、
受け取った側が
続けて年賀状は送るのか、
 
相手の負担を考えて
年賀状を送るのをやめるのかは
 
自由ということです。
 
送りたかったら、
これまで通り送ればよい。
 
送りたくなかったら、
やめればよい。
 
だからこそ、迷いますね。
 
 

認知症予防の観点から考えると…

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高齢になると、
今まで簡単に出来たことができなくなったり、
時間がかかったり、
負担が大きくなったりします。
 
自然と、
活動の範囲が狭まっていきます。
 
脳は活動しないと、
どんどん衰えていってしまいます。
 
年賀状を書くということは、
少なくとも書くために相手の事を思い出し、
 
さらには、相手との過去の思い出を思い出し、
どんな言葉をかけようか考え、
実際に書きます。
 
これだけでも脳は活発に活動します。
 
年賀状は日頃、疎遠となっている人を
思い出すきっかけとなります。
 
ある研究の結果から、
疎遠となっていた人と連絡を取り合うことは
脳に幸福感をもたらす
科学的にも証明されています。
 
そうでなくても、
友人からの久しぶりの便りは
嬉しいものです。
 
人とのつながりが、
認知症を予防したり、
寝たきりを予防したりするということが、
さまざまな研究結果で明らかになっています。
 
 
ためしてガッテンでも
取り上げられたことがありました。
 
 
ここまでくると、
年賀状を書くこと、受け取ることが
自分のためにも、
相手のためにも、
いい影響を与えることは
間違いなさそうです。
 
 

まとめ~終活年賀状への考え方の提案

とはいえ、
いくら認知症予防に役立つからといって、
年賀状を書くことが負担となり、
ストレスになるようでは、
本末転倒です。
 
 
そこでつばめは
こんなふうに提案します。
  • 年賀状を続けるか、やめるのかは人それぞれ。自分が心地よいと感じる選択をすればよい。
  • 終活年賀状が送られてきたら、相手にやむにやまれぬ事情があるのだと理解する。
  • 終活年賀状を送る場合には、相手の気持ちを思い、心を込めて自分の思いを伝える。
  • 終活年賀状を送ってきた相手へ、翌年以降も年賀状を送る場合には「返信はお気遣いなく」など相手に負担をかけないようにする。
  • もう年賀状を送ることを辞めた人も、送られてきた年賀状はありがたく受け取る。(返信しなくてよい。迷惑に思わない)
  • 年賀状を書くことが楽しみにつながるようであれば、年賀状を続けることをオススメする。年賀状を書くことを急にパタリとやめてしまうのではなく、自分が無理なく書くことのできる枚数に減らしてもよい。
 
 
これからますます
終活年賀状が増えてくることが予想されます。
 
年賀状のやりとりという
一つの人付き合いに区切りをつけることに、
賛否両論はあると思いますが、
 
大切なのは
お互いに気持ちを思いやること
だと思います。
 
年賀状は一つのツールにすぎません。
年賀状をやめたからといって、
人とのご縁は簡単に切れるものではないと
思います。
 
年賀状が難しくても、
たまに電話をするということでもいいと思います。
実際に会うことができればもっといいですね。
 
終活年賀状がきっかけで、
人のつながりまで切れてしまうことのないように
願わんばかりです。
 
 

 

 
 
     
 

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