介護ストレス解消法~自宅療養を長く続けるために

今、自分の親、義理の親、パートナーなど
一緒に暮らしている家族を
ご自宅で介護しているあなた。

 

本当にご苦労様です。

 

家族の介護をするというのは、
やってみなければ分からない大変さ、苦しさがあると思います。

 

日常生活の介護をするということだけでも大変ですが、
介護される側も一人の人間であり、
介護する側の思い通りにはならないことも多くあることと思います。

 

この記事は自宅で家族の介護をしているあなたに、
少しでも介護ストレスを解消して、
毎日を過ごして頂きたいと思って書きました。

 

なぜ、護をしているとストレスが溜まってしまうのか
そしてそのストレスを解消するためにはどうしたらよいのか
お伝えします。

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なぜ介護でストレスがたまるのか?

ストレスの原因は人それぞれあると思いますが、
ここでは3つ取り上げてみます。

人に頼ることができない

自宅で家族が介護する場合は、

「家族のことだから家族で面倒を見るのが当たり前」と、

介護する側もされる側も考えてしまいがちです。

 

自宅はプライベートな空間でもあり、
介護サービスなどでよその人に入って来られることに
抵抗を感じる方も中にはいるかもしれません。

 

あなたは「私がやらなくちゃいけない」と思って、

何もかも一人で完璧にやろうとしていませんか?

 

中には介護することを、
生きがいに感じていらっしゃる方もいるかもしれません。

 

また、介護される家族が介護サービスを利用することを嫌がってしまう場合は、
余計に自力で頑張ってしまうこともあります。

 

でも、一人で完璧に介護をしようと思っても、
現実はなかなか難しいです。

 

介護は、24時間365日、休みの日はありません。

そして、いつまで続くかわかりません。

 

一人で介護をしようとするのは、
肉体的にも精神的にもとても負担の大きいことです。

 

思い通りにいかない

介護される方は身体的には自由がきかなくて、
日常生活に手助けが必要な状態になっていても、
心がなくなるわけではありません。
それぞれ思いや感情を持っています。

 

それは、認知症であっても、また然りです。

 

思えば、健康な親子や夫婦の間柄でも
人それぞれ考え方が違いますし、感じ方も違います。

 

思い通りにいかないこともたくさんあるはずです。

 

そんな時には、お互いに話し合って理解したり、
時にはどちらかが妥協したりして解決しています。

 

それが状況が変わり、
介護する側、される側という関係になると、
上下関係が生まれます。

 

介護をしているあなたにとっては、以後
「してあげている」という意識がある分
思い通りにいかないことにストレスが溜まるのではないでしょうか?

 

さらに、失語症や認知症など
うまくコミュニケーションがとれない場合も、
余計にストレスがかかることでしょう。

 

自分の時間を持つことができない

自宅で介護をするということは、
24時間365日ずっと介護しているということです。

 

一人で介護している場合は、
休みの日はありません。

 

自分の自由な時間を
ほとんど持つことができないのではないでしょうか?

 

 

介護に対する考え方の転換が必要

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今の高齢者が自分の祖父母や両親を看取った時代は、
3世代が同居するような大家族がほとんどでした。

 

女性は外に働きに行くことはなく家におり、
病人の看護、介護は家族が交代ですることができていました。

 

むしろ今のように介護サービスはおろか、
病院すらかかることができなかった時代なので、
家族で何とかするしかありませんでした。

 

時代は変わって、今は核家族が多数を占めています。

 

子ども世代は親世代と離れて暮らしていることも多く、
子ども世代に介護を頼ることが難しい場合がほとんどです。

 

厚生労働省が2016年に調査したデータによると、
自宅で介護している世帯のうち、
65歳以上同士の老老介護の世帯54.7%
75歳以上の世帯は30.2%と3割を超えています。

 

介護をする上で、もちろん主たる介護者(キーパーソン)
一番身近な家族となりますが、
その家族だけで介護をすることが難しい時代になってきているのです。

 

家族だけで介護をするという考え方から、
介護サービスを上手く利用して
介護する側の負担を減らす
という考え方にシフトしなければなりません。

 

実際に、今介護をしている方も
「上手に手を抜く」ことが大事ですし、
また社会全体としてそういう考え方を持つことも大切だと思います。

 

介護ストレス解消法

自分の時間を持つことに罪悪感を持たない

 

自宅で介護している方からよく聞くことばに
「自分だけ好き勝手なことをしては申し訳ない。」
というのがあります。

 

でも、ストレスが溜まってイライラしたり、
頑張りすぎて倒れてしまうことは、
介護される方にとってもいいことがありません。

 

もし、他に介護に関わってくれる家族がいるのであれば、
日頃から一緒に介護するようにし、
自分がいなくても任せられるような状態を作っていくことが理想です。

 

なかなか他の家族の協力が得られないのであれば、
ショートステイ(短期入所生活介護)を利用するのも一つの手です。
ショートステイは介護者の休息のための利用も可能なので、
担当のケアマネージャーさんに相談してみるとよいかもしれません。

 

その他、脳卒中退院後の介護保険サービスについてはこちらの記事をご参照ください。

 

自分の感情を表現する

介護でストレスが溜まってどうしようもなくなったら、
まず自分の時間を10分でもいいので確保し
紙に思っていることを書き出します。

 

誰に見せるわけでもないので、
どんなにひどい言葉でも大丈夫です。
自由に書き出してください。

 

ため込まず、今自分がどう感じているのかを客観的に知ることで
少し気持ちが落ち着くと思います。

 

同じ経験を持つ人と話をする

介護をする中で、身内には話せない思いもきっとあると思います。

そういう時には、友人や知人の中で、
家族の介護の経験がある人に話をしてみるとよいでしょう。

自分の気持ちを人と共有することで、気持ちが軽くなります。

 

介護保険を利用されているのであれば、
ケアマネージャーさんや、
利用している施設のスタッフの方に少し話をしてみるのも良いと思います。

 

声に出して伝えることで、
プロの視点から解決の道を見つけてくれることもあるかもしれません。

 

毎日介護を頑張っているあなたへ

あなたは毎日、毎日、頑張っています。

小さいことから、大きなことまで、
自分のことをよりも家族のことを気にかけています。

そのことはあなたに介護してもらっている家族が、
誰よりも知っています。

なかなか照れくさかったり、病気があったりして、
うまく言葉に出しては言えないけれど、
心の中では

「ありがとう」と感謝しているのは間違いないです。

あなたが、いつまでも笑顔で、
元気でそばにいてくれることが、
ご本人さんにとっても一番幸せなことなのです。

だから、遠慮しないで、

休むときはしっかり休んでください。

 

まとめ

  • 介護ストレスを抱える原因は、一人で何もかも頑張ろうと考えてしまうこと。頑張ろうと思えば思うほど、思い通りにならないことも増え、ストレスがますます溜まってしまいます。
  • 大家族で助け合った時代とは違い、今は、家族だけで介護をすることが難しい時代。介護サービスを上手く利用して、上手に「手を抜く」ことが大切です。
  • 介護者が「休むこと」「自分の時間を持つこと」に罪悪感を持たないこと自分が思っていることを書き出したり、人と共有することもストレス解消につながります。

 

介護は

ゴールが見えないマラソンを
走り続けるようなもの

ずっとストレスを抱えて走り続けることは、
誰にもできません。

 

こまめに給水をして、
できるだけ長く、楽に走り続けることが、
介護する側にとっても、される側にとっても

幸せなことなのではないかと思うのです。

 

 

自宅で介護するときには、レトルトの嚥下食も上手に利用するといいですね。
市販の嚥下食についてはこちらの記事をご参照ください。

 

 

 
 
     
 

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